治療メモ
2014年 05月 25日
私の治療方針メモ
婦人科癌は病院、医師によって考え方も治療も大きく異なる
子宮や卵巣は生命維持に直接関わる器官ではない為、根治性を高める為に全摘するのが当たり前で出来るだけ多く取った方がいいという考え方の病院(医師)が多い。根治しても治療による後遺症は今後の心身状態や生活に大きく影響を及ぼす為、QOLを高める治療の方向へは向かっている。
自分の癌の状態について正しく知り、出来るだけ根治性が高く、なおかつ術後の後遺症を出来るだけ防ぐ治療を選ぶ事が重要。
子宮がんはゆっくり進行。あわてず手術以外の治療法がないのか、手術はどんな規模の手術なのかを確認。患部を大きく切除する事が必ずしもベストとは言えない。0〜Ⅰa期は根治する病期。
【Ⅰa期の治療】
子宮単純摘出
子宮だけを切除。開腹手術、膣式単純子宮全摘出術、腹腔鏡手術。
準広汎子宮全摘術
子宮と共に周囲の組織や膣を一部切除。場合により、卵巣・卵管や骨盤内のリンパ節を切除。
放射線治療(行っている病院は少ない)
海外では主流。手術と同じ治療成績。
卵管に照射されると卵管の機能が障害される。
→卵巣をで子宮から切り離し移動させてから放射線を照射する方法もある。
【今後の治療について主治医に聞く事】
•これからどんな治療をするか、全体のスケジュール(日数、費用)
•受ける治療のメリット、デメリット
手術では?
放射線では?
何もせずに経過観察では?
•治療の種類による再発リスクの高さは?
•治療が一段落したらその後のケアについて(受診間隔、セルフケアの方法)
•再発、転移が見つかった場合の治療について
【私の希望】
•なるべく癌の再発を低くするような治療を受けたい
→全く再発の可能性はゼロにはならない事は理解している
•卵巣機能は残したい
→更年期障害は避けたい
•出産は強く望まない
•今後の生活に大きく支障をきたす様な後遺症は残したくない
→排尿障害、リンパ浮腫
•侵襲の少ない治療、手術を受けたい
→開腹手術よりも内視鏡
•納得し前向きに元気になれる様な治療を受けたい
感情的にならずに冷静に見極めて判断していかなくてはいけない
by koimoko | 2014-05-25 11:27 | 治療の事