カウンセリングを受ける
2014年 06月 17日
カウンセリングを受ける事の重要性を認識している。
もう10年前より時々カウンセリングは受けており
肉親との死別や自身の結婚や退職など
人生の転換期や人間関係の悩み等があった時に受けるようにしている。
がんと告知された時に取りあえずカウンセリングの予約を入れた。
告知直後
セカンドオピニオン直後
今後の治療の決断前
今までで合計3回、カウンセリングを受けた。
落ち込んでからでは予約する事も面倒になると考えたので
「この日は検査結果後なのでショックを受けるかも知れない」
「セカンドオピニオン後で迷うかも知れない」
と予測して先に予約を入れるようにした。
もし、特に落ち込んだり心の変化がなければキャンセルすればいいと思っていた(本当は良くないんだけどね)
1時間7000円と安くはないが、自分の気持ちを整理する為には必要だった。
そして、話す事で頭の整理が出来たり、やるべき事が見つかった。
カウンセラーからの質問に答える事で初めて知る自分の気持ちがあった。
知人に話すと「こう見られたい自分」を演じてしまう気がする。
「あんな事言わなきゃ良かった」と後悔する事もある。
カウンセラーとはちょうどいい距離もある。
そして決して自分を傷つけない。
そう言う安心感で好きなように話せる事が良い。
カウンセリングではいつもキーワードとなるような言葉が見つかるので
それを持ち帰り一人で考えるようにした。
カウンセラーは質問のプロなので
様々な言葉を投げかけてくれる。
答えを自分で導き出す手引きをしてくれる。
今後もカウンセリングには通いたいと思っている。
夫や家族、親しい友人も悩みは聞いてくれるし寄り添ってもくれる。
「本当は自分が何を求めているか」を知りたい時
カウンセラーは自分も知らない自分の存在に気付かせてくれる。
がん治療を主体的にすると思った時に
自身がリーダーとなる医療チームを作ろうと考えた。
手術はこの人、メンタルのフォローはこの人、手術後の不定愁訴はこの人というふうに。
なかなか一人の人に全てをフォローして貰う事は難しい。
運命の主治医なんて言うのに逢えれば良いんだけど。
私を支えてくれる医療チーム。
でも、リーダーは自分だ。
最終的には自分で考え選び決断を下し責任を負っていく。
これが私のがん治療なんだと思っている。
答えのない治療、人生…
いつも突きつけられる
「自分はどうしたいか?」
欲しいのは正解ではなく
自分が決めたんだという納得だ。
by koimoko | 2014-06-17 06:44 | 心に良さそうな事