アサーショントレーニング終了
2014年 10月 21日
アサーショントレーニングのベーシックコースが終了した。
仕事を再開する際、他人(特に職場での人間関係)とのコミュニケーションをもっと円滑にしたいという思いがあり受講を決めた。
前職場では人間関係でイライラする事やうまく言いたい事が伝わらない等の思いがあったので、
アサーションを学べば「何かヒントにを得られるのではないか」と軽い気持ちで受講したが、思っていた以上に得られるものがあった。
今回、何冊か本を読み講義や受講生とのグループワークによって本当の意味でのアサーションとはどういうものかを理解出来たように思う。
アサーションは「自分も相手も尊重するコミュニケーション」
私はどちらかと言うと、相手の気持ちを優先させる事が多い。
自分の気持ちを主張する事が出来ない。
「私はいつも我慢している」「自分の事は分かってもらえない」「いつも相手に譲っている」
そんな思いが募りライラや怒りや欲求不満になっていたのだ。
今回、アサーションを学び自己主張が出来ない理由を深く考えた。
そして自分には
「自己主張ばかりする事はわがままという思い込み」
「自分に自信がない」
「異なる意見を言って人に嫌われたくない、良い人と思われたい」
そんな気持ちがあるという事をはっきり自覚した。
イライラさせる他人に原因があるのではなく、イライラする自分に原因があったのだ。
自分がちゃんと自分の気持ちを言わないのに相手に分かってもらおうなんて
甘えである。
ちゃんと自己表現したり、自分の要望を伝えたりする事は大変だ。勇気もいる。
「こんな事言って変な人、信じられない、わがままだ」そんな事を思われるリスクもある。
けれど、言ってみなくては相手がどんな反応するかわからない。
自分で「こんな事言ったら相手はこう思うはずだ」と思う事は妄想でしかない。
取り合えず、自分の率直な気持ちを言ってみる。
それからお互いの理解が始まる。
はなっから「無理だ」と思って行動せずにいる事は何の意味もないのだと痛感した。
アサーションは自他尊重なので
自分と同じ様に相手の事も理解し、尊重し、権利や自由を認めるような言葉を選び、批判や高圧的にならないようにコミュニケーションをとる事が大切になる。
そこがまた難しいところでもある。
自分の気持ちや権利ばかり押し付けてはより良いコミュニケーションにはならない。
けれど、アサーションには
「アサーションをしなくてもよい」という権利もある。
今は自分の気持ちは言わなくてもいいやと思えば何も言わなくても良いのである。
自分で自分の責任において「自己表現をしない」と選択する事も出来るのである。
自分が決めるという事が何よりも重要。
アサーションの自分と他人の自由や権利を認めどんな風にコミュニケーションをとるかも自分の責任で自由にしても良いという考え方に
私は心地よさを感じている。
アサーションやそれに関係する考え方を学び、理解は出来ても実践は難しい。
無意識に行っていたコミュニケーションの癖や傾向を変えるのは困難である。
そして勇気が必要だ。
先週よりバイトを始めているので、意識して実践している。
ちゃんと自分の気持ちを伝え相手の気持ちも考える。
今回の講習で自覚した気持ち
「自分に自信がない」「人に嫌われたくない、いい人と思われたい」
そんな気持ちもこれから整理して克服したい。
怒りを溜めてイライラせずに心地よく生きていけるようにしたい。
他人に囚われずに自由に生きたい。
だって、私はいつか死ぬのだから。
そして生きている限り、学びたい。
by koimoko | 2014-10-21 13:27 | 心に良さそうな事